3本の弦と廣海史帆さん

2025年2月9日(日)、寒い一日でしたが、満席のお客様に恵まれ、心より感謝申し上げます。

「きたまち茶論」の木の温もりあふれる空間に、ガット弦の響きが柔らかく伝わり、親密な音の世界に包まれました。

モーツァルトのホ短調ソナタでは、古楽奏者ならではのアプローチを取り入れることで、新たな光が作品に当たり、新鮮な響きを生み出しました。ラヴェルのソナタをガット弦で演奏すると、その色合いが変化し、独特の透明感が際立ちます。特に第2楽章のブルースでは、ピチカートがなんとも洒落た雰囲気を醸し出していました。

廣海さんは、3本の弓を時代ごとに巧みに使い分け、その多彩な音色をお客様も存分に楽しんでおられました。

古楽奏者の方とのアンサンブル、ピアノが支えになる割合が多いような。通奏低音奏者の気分が味わえて勉強になりました!!

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