金鐘ホールでの栃尾克樹さんとのコンサート2024/秋
みん芸 ビッグ幡in東大寺特別コンサート 栃尾克樹×辻ゆり子 2024年11月9日(土) 於 金鐘ホール
コンサートの思い出
その1)耳コピ アレンジをする機会は時折ありますが、書く技術を持っているわけではないので今年は一流から学ぶ!と決めて耳コピをしています。デイブ・グルーシンがピアノの”Chovedo Na Roseira”は途中でなんども挫折しそうになったけど1カ月くらいかかって取りました。不安だったので啼鵬先生に赤ペン添削していただきました。
その2)歌の翼に リストは歌曲を数多く編曲しています。「献呈」「魔王」「春の信仰」などなど。そしてもちろん「歌の翼に」もその一つです。練習を始めたはいいですが、苦戦しました。ミスタッチのリスクが高く、外すと音楽的に致命的なエラーとなってしまうおそろしさ。本番は致命的なミスはなかったかな。少しはやらかしたけど。アルペジオに揚力が加わると翼が生えて飛べるみたいです。そんなテクニックを手に入れました。
その3)栃尾さん 栃尾さんはほんとにすごい!です。どんなスタイルの曲でも一瞬で吹き分けてくださいます。今回特に素晴らしかったのは、ファリャの「7つのスペイン民謡」より〈ナナ〉と〈ホタ〉でした。まるで海の向こうにアフリカ大陸が見えるような、遠い時間と空間を感じさせる音色と歌い回しが、本当に見事でした。どうしてあのように瞬時に表現できるのか、謎です。
沢山の方の協力のおかげで無事に終演いたしました。関わってくださったすべての方に感謝です。
[プログラム]
クライスラー / シンコペーション
シューマン / アダージョとアレグロ
メンデルスゾーン=リスト / 歌の翼に
モンティ / チャルダーシュ
サン=サ-ンス /白鳥
チャップリン / エターナリー
ラフマニノフ /チェロソナタ第3楽章
ファリャ / 7つのスペイン民謡より ナナ、ホタ
カルロス・ジョビン /Chovedo Na Roseira
チャップリン / スマイル