金鐘ホールでの栃尾克樹さんとのコンサート2024/秋

コンサートの思い出 

その1)耳コピ アレンジをする機会は時折ありますが、書く技術を持っているわけではないので今年は一流から学ぶ!と決めて耳コピをしています。デイブ・グルーシンがピアノの”Chovedo Na Roseira”は途中でなんども挫折しそうになったけど1カ月くらいかかって取りました。不安だったので啼鵬先生に赤ペン添削していただきました。

その2)歌の翼に リストは歌曲を数多く編曲しています。「献呈」「魔王」「春の信仰」などなど。そしてもちろん「歌の翼に」もその一つです。練習を始めたはいいですが、苦戦しました。ミスタッチのリスクが高く、外すと音楽的に致命的なエラーとなってしまうおそろしさ。本番は致命的なミスはなかったかな。少しはやらかしたけど。アルペジオに揚力が加わると翼が生えて飛べるみたいです。そんなテクニックを手に入れました。

その3)栃尾さん 栃尾さんはほんとにすごい!です。どんなスタイルの曲でも一瞬で吹き分けてくださいます。今回特に素晴らしかったのは、ファリャの「7つのスペイン民謡」より〈ナナ〉と〈ホタ〉でした。まるで海の向こうにアフリカ大陸が見えるような、遠い時間と空間を感じさせる音色と歌い回しが、本当に見事でした。どうしてあのように瞬時に表現できるのか、謎です。

沢山の方の協力のおかげで無事に終演いたしました。関わってくださったすべての方に感謝です。
  

[プログラム]

クライスラー / シンコペーション 

シューマン / アダージョとアレグロ 

メンデルスゾーン=リスト / 歌の翼に 

モンティ / チャルダーシュ  

サン=サ-ンス /白鳥  

チャップリン / エターナリー  

ラフマニノフ /チェロソナタ第3楽章 

ファリャ / 7つのスペイン民謡より ナナ、ホタ   

カルロス・ジョビン /Chovedo Na Roseira  

チャップリン / スマイル  

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