変幻するチェロの音

4月の雨の日でした。細谷さんの楽器は300年前のイタリアの楽器で、オールドニス(塗り替えていない)のため温度湿度変化に敏感でどんどん音が変わるのだそうです。
たしかに晴の日のリハでは朗々と鳴っていたのが少しくぐもって聴こえますが、渋い飴色のような音色がシューマンに合っている。

プログラムは、ヴィヴァルディ、ポッパー、シューマンと時代やスタイルの違う曲を取り混ぜてます。それらを細谷さんが見事に弾き分けられるから、そのたびにチェロから違う音色が聴こえてきて贅沢な時間でした。

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