オーボエの一音の存在感たるや 大島弥州夫さんとのコンサート(1/21)
「きたまち茶論コンサートvol.8 大島弥州夫・ガブリエルのオーボエ」と題してオーボエのコンサートを行いました。寒い冬の日、今振り返るとこのコンサートの数日後10年に一度の寒波に列島が見舞われ、雪で列車や交通がマヒし大変なことになるのです。だけど、この日だって寒かった。
歌う国イタリアの音楽を、プログラムに盛り込みました。ルネサンスから現代までたっぷりと聴いていただき、お越しになったみなさんの満足そうな表情から、ほかほか湯気がでているようでした。
大島さんのうたい上げるオーボエの音はほんとうに音楽にあふれていました。モンテヴェルディでの哀愁を帯びた音色、ドニゼッティの軽妙な装飾、モーツアルトの協奏曲での華やかなカデンツァなど、こんなにぜいたくにオーボエ聴くことはなかなかないんじゃないかな。
1月21日(土) きたまち茶論コンサート vol.8 大島弥州夫・ガブリエルのオーボエ
《プログラム》
カッチーニ:アマリッリ
モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩が
ヘンデル:オーボエソナタ ヘ長調
ヘンデル:私を泣かせてください
ドニゼッティ:オーボエソナタ
スカルラッティ:ソナタ
モーツァルト:オーボエ協奏曲第1楽章
モリコーネ:ガブリエルのオーボエ