波多野睦美さんのクローズドコンサート (4/15)
コンサートタイトル「歌とピアノはなかよし」
4月15日(土) 14時 きたまち茶論
「ピアノで歌いなさい」長いこと、この意味がわかりませんでした。ピアノの先生たちは、口をそろえて言うのです。「ピアノで歌いなさい」と。
けっきょく誰にも教えてもらえず、アンサンブル経験でやっとわかったかな。そう、呼吸と歌心を会得するのは、たくさんの歌い手や管楽器奏者との共演によって体感するのが早いです。腕をそれらしく動かしたり、気持ちを入れてみても「ピアノで歌う」ことにはならない。
そんなピアノレッスンの悩みを解決するようなコンサートを敬愛する波多野睦美さんがやってくださいました。こんな感じのプログラムです。自分が子供のころに聴いたら人生変わったろうな。
アヴェ・マリア ブルグミュラー作曲 (ラテン語の歌つき)
平均律第1巻第1番 プレリュード (グノーのアヴェ・マリア)
マズルカ 作品6-1 ショパン作曲
愛の嘆き(上記マズルカと同じメロディー) ショパン=P.ヴィアルド作曲 ほか
超一流の歌い手が手が届くような近くで演奏してくれる体験は、コレペティにならない限りそうそうあるものではないでしょう。終演後みんなの目がキラキラしていました。
生徒たちはどんな風に感じたのか、次のレッスンでピアノを聴くのが楽しみです。