7/7㈭ 波多野睦美 Student Concert〈私の怖い歌〉

▼日時
2022年7月7日(木)
18:30開場 19:00開演

▼会場
豊中市立文化芸術センター 小ホール

▼企画・監修
波多野睦美 メゾソプラノ

▼ピアノ
辻ゆり子・寺嶋千紘

▼illustrated by Hayama Rina

▼出演者・演奏予定曲

森 愛美 
中田喜直:むこうむこう、うばぐるま、たあんきぽーんき

佐々木 ひろ子 
間宮芳生:まいまい、米搗まだら、朝草刈唄

上木 裕子 
カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」から バイレロ、かっこう

寺坂 一子 
ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」から 月に寄せる歌、
「ジプシーの歌」から 弦をととのえて ほか

西影 純枝 
リヒャルト・シュトラウス:「4つの最後の歌」から 眠りにつくとき

端山 梨奈・波多野 睦美 
モーツァルト:歌劇「イドメネオ」から この言葉を聞いて私が死なないとしたら

・・・intermission・・・

栗木 充代 
アイヴズ:子供たちの時間、サーカスバンド、あの川のほとりで ほか 

野上 聡子 
ブリテン:夏の名残の薔薇、木々は高々と

端山 梨奈 
ラフマニノフ:ヴォカリーズ 
  
橋本 由美 
ドビュッシー:美しき夕べ、マンドリン、星の夜 

橋本 由美・波多野 睦美  
ドニゼッティ:歌曲集「ポジリッポの夏の夜」から 朝焼け、酔っぱらい                 

◆空中の道──「私の怖い歌」に寄せて

映画「インディ・ジョーンズ」に忘れられないシーンがあります。主人公が、伝説の騎士の住む塔に向かう場面。
塔は空中に浮かぶようにそびえ、渡るための方法は見当たらない。眼下には底知れぬ虚空。道が存在すると信じれば
渡ることができる、その言い伝えを思い出した主人公は、足元の空間にひとつかみの土を撒いてみる。
すると土は落ちることなくとどまる。道の存在を感じることができた彼は、深く息を吸い、虚空に足を踏み出す───
歌手は時おり演奏中に、空中へ足を出すような感覚にとらわれることがあります。
今回のコンサートでは、そんな怖さゆえにずっと逃げてきた曲を出演者それぞれが選び、演奏します。
選ばれたのはすべて、様々な国で時の流れを生き抜いてきた歌たち。
歌の生命の輝きを、七夕の夜にご一緒できますように。
          2022年5月   波多野睦美

▼会場
豊中市立文化芸術センター
〒561-0802 大阪府豊中市曽根東町3-7-2
TEL:06-6864-3901
阪急宝塚線「曽根」駅より徒歩約5分 公共の交通機関をご利用ください。

▼入場料(全席自由)前売・当日
一般 前売 ¥2000/当日 ¥2500
学生(25歳以下) 前売・当日 ¥1000

▼お問い合わせ・ご予約
佐野 090-3969-1499
   info@sano-mayumi.com
マネジメント:さのまゆみ音楽事務所

小学生からご入場いただけます。
前売券完売の場合は当日券の販売はありません。
当公演は、全座席の使用を予定しております。
検温・消毒・ご連絡先のご記入など、
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策への
ご協力と、マスクをご着用の上ご来場ください。

▼プロフィール

波多野 睦美 Hatano Mutsumi, mezzo soprano
シェイクスピア時代のリュートソングでデビュー後、オラトリオやオペラのソリストとして活躍。現代の作曲家の深い信頼を得て間宮芳生、高橋悠治らの作品の世界初演等、積極的に取り組む。2005年より王子ホール主催のリサイタルシリーズ「歌曲の変容」を続けている。放送では「BSクラシック倶楽部」「NHK名曲アルバム」などに出演。CDにはダウランド歌曲集「悲しみよとどまれ」など多数の古楽作品のほか、ギタリスト大萩康司との「プラテーロとわたし」全曲、高橋悠治とのシューベルト「冬の旅」など、幅広いジャンルでの録音を多数発表。最新作は「ねむれない夜〜高橋悠治ソングブック」。書籍では、山本容子の銅版画による詩画集「プラテーロとわたし」を発表。

上木 裕子 Ueki Yuko, soprano
京都市立芸術大学音楽学部声楽専修卒業。
兵庫県たつの市童謡の里推進事業に20年以上携わり、学校公演や作詞セミナーに現在も出演。第12回大阪国際音楽コンクール入選。2015年,2020年ソプラノリサイタルを開催。女声合唱団コールハイフォニカ及び混声合唱団ラ・メールの指揮者兼ヴォイストレーナー。垂水区音楽協会常任理事。ソワレの会会員。神戸新聞文化センターTio舞子講師。

栗木 充代 Kuriki Mitsuyo, mezzo soprano
京都市立芸術大学大学院修士課程修了。
友愛ドイツ歌曲コンクール3位、日仏声楽コンクール奨励賞。バッハやヘンデル等の宗教曲ソリストとしてオーケストラと共演の他、歌曲を中心としたコンサートに出演。2016年よりドイツ在住のピアニスト益子明美氏と連続リサイタルを開催。
神戸波の会理事、神戸フォーレ協会会長補佐、神戸音楽家協会、ひょうご日本歌曲の会、ソワレの会各会員。

佐々木 ひろ子  Sasaki Hirozo, mezzo soprano
宮城教育大学卒業、仙台オペラ協会研究生修了。エリザベト音大付属エリザベトシンガーズ正団員。大学在籍時よりWorld Youth Choir及びAsian Youth Choir日本代表に選出、10年にわたり世界各地で演奏活動を行う。現在は『メサイア』『教会カンタータ』などのアルトソリストや、中世音楽の研究、間宮芳生・バルトークの民謡編曲作品の演奏をライフワークとするなど、多岐にわたる分野に取り組む。

寺坂 一子 Terasaka Ichiko, soprano
兵庫県淡路島出身。大阪教育大学特設音楽課程声楽専攻卒業。フランス音楽コンクールにてフランス総領事賞受賞。兵庫県新人演奏会、神戸フォーレ協会の各種演奏会、ミュージアムコンサート、奈良県東大寺本坊での音楽の調べ等に出演。
「グループ・ハミングバード」、女声合唱団「こぉる・ふらうゑん」団員。
神戸フォーレ協会、大阪楽友協会会員。奈良県生駒市在住。

西影 純枝 Nishikage Sumie, soprano
大阪教育大学(特音)声楽卒、同専攻科修了。各種コンサートやオペラ活動の傍ら関西では2003年より毎年ソロコンサート・リサイタル開催。『せんば鎮守の杜芸術祭』音楽プロデュース、ステファンナ・キバローヴァ公開レッスン企画など裏方や、レスナーも務める。名古屋二期会、ソワレの会、水曜の会、日本ドイツリート協会、イタリア声楽協会各会員。大野ギター音楽院(豊中市)SMA(愛知県)各講師。Cantiamo Insieme主宰。

野上 聡子 Nogami Satoko, soprano
大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業。
古楽曲から現代歌曲、オペラ、ミュージカルなど幅広いジャンルで演奏活動を展開。5回のソロリサイタル、ミュージカルソングライヴや歌と朗読のマリアージュ公演等、様々な奏者との共演やオリジナル企画によるコンサートを多数開催すると同時に、学校コンサートや公共施設でのアウトリーチ活動にも力を注いでおり、その表現は多岐にわたる。
富山県立富山いずみ高等学校特別活動指導員(講師)。

橋本 由美 Hashimoto Yumi, soprano
大阪音楽大学音楽学部声楽学科声楽専攻卒業。同専攻科修了。2002年、ロータリー財団国際親善奨学生としてイタリアに留学。フラスカーティにてコンサート出演。2017年、ミラノにて日本イタリア文化協会主催コンサート“Trio di donne di Osaka”開催。美しい日本語の歌を届ける”大人も子どもも楽しめる朝のコンサート“開催、また、新曲初演を手掛けるなど各種演奏活動を行う。女性声楽家による企画・演奏集団One and Onlyメンバー。

端山 梨奈 Hayama Rina, soprano
京都市立芸術大学大学院修了。
「フィガロの結婚」スザンナ、「魔笛」夜の女王、「ラ・ボエーム」ムゼッタなど多数のオペラに出演。管弦楽曲ではベートーヴェン作曲「ミサ・ソレムニス」、ブラームス作曲「ドイツ・レクイエム」、フォーレ作曲「レクイエム」などのソプラノソリストとして活躍。
2009年より神戸市混声合唱団に所属し、現在ソプラノパートリーダーを務めている。
日本センチュリー合唱団ヴォイストレーナー。
2023年1月、堺シティオペラ「愛の妙薬」アディーナ役で出演予定。

森 愛美 Mori Aimi, soprano
長崎出身。京都女子大学発達教育学部音楽専攻修了後、社会人として働きながら声楽の勉強を続ける。
現在も音楽家の登竜門として開催されるコンクールに挑戦するなど、マイペースで歌と向き合っている。

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